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    サウンドテーブルテニス(STT)の概要

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 サウンドテーブルテニスは以前盲人卓球として行われていた視覚障害者の競技です。
 1930年代に栃木県足利盲学校で行われていたという記録がありますが、当初は各地でいろいろ形でこの「盲人卓球」が行われていたようです。テーブルの周囲すべてをフレームで囲んでいたもの、峠のように台の中央を高くして、ボールの速度を加減させていたものなどがあったようです。
 2つの台を合せて使っていたため、どうしても中央でボールがはねることがあり、現在は1枚板状のテーブルで行われています。
 双方のエンドラインとサイド(60cm)にフレームという枠を取り付け、ある程度までのボールの落下を防ぎ、また、このフレームで囲まれた競技者側のエリアで主にプレーを行うようにもしています。
 卓球の球の中に金属粒が入ったボールを用い、そのボールがテーブル上を転がることで出る音を頼りに打ち合う競技です。
 毎年国体の直後に開催される「全国障害者スポーツ大会」の種目として採用されています。また当連盟主催の「全国視覚障害者卓球大会」や、各ブロック大会などでも行われ、年齢を問わない幅広いスポーツとなっています。
 通常はアイマスクをして競技しますが、強度の弱視者など、普通の卓球はむずかしくても、この競技なら力を発揮できるということで、近年はアイマスクをしない競技も行われるようになってきました。
 世界にも類似の競技はありますが、それぞれの国で発生したため、さまざまな競技となり、世界共通の「視覚障害卓球」にはまだなっていません。韓国・中国など、このサウンドテーブルテニス(STT)と近いルールで行われている国々もあり、本連盟としては将来、国際大会にまで発展させたいと希望を持って、活動を進めて参ります。

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